2023年の8月から、自転車などに対しても交通規則に違反すると刑事責任を問われる「赤切符」が導入されましたが、反則金などを徴収する「青切符」も導入されることが決定しました。
そのニュースを受けて、
「自転車への青切符っていつから導入されるの?」
「自転車への青切符の内容は?」
「反則金、罰金はどのくらいになるの?」
など気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、自転車への青切符はいつから適用開始されるのか、その内容や反則金(罰金)はいくらなのか、なるべく分かりやすくまとめてみました。
この記事でわかること
- 自転車への青切符はいつから?
- 自転車への青切符の内容は?
- 自転車の青切符の反則金(罰金)はいくら?
自転車への青切符はいつから?
この度、警察庁は有識者会議で、自転車に対しても「青切符(交通反則通告制度)」を導入すること、そしてその対象年齢を16歳以上にするという中間報告をまとめました。
来年の1月末には最終報告書をとりまとめる予定で、そこで青切符の制度導入が示されれば、来年の通常国会に道路交通法の改正案を提出し、2024年の法改正を目指し動き出すようです。
法改正が行われても、法施行に向けては、各所の整備などもあるため実際に適用されるようになるまでには、法改正から2年弱はかかると思われます。
自転車への青切符の内容は?
そもそも、「青切符」というのは、交通反則通告制度のことです。
この制度は、現在、自動車と原動付自転車にのみ適用されているものです。
これが、今後、自転車にも適用されるようになるということですね。
現在行われている自転車への取締りとしては、
・罰金などのペナルティを伴わない「警告」
・重大な違反(信号無視や飲酒運転など)を行った場合、即刑事処分の対象となる「赤切符」
の2種類のみで、しかも「赤切符」が切られて検挙された案件でも、ほとんどが不起訴となり実際に罰則に至るケースは極めて少ないのが現状でした。
今後、この「青切符」が施行されるようになることで、期限内に反則金を納付する必要があり、それを納付しない場合には刑事罰の対象となるというように、より現実的かつ効果的に自転車の危険運転を取り締まることができるようになると期待されています。
青切符が適用される違反行為の一部をまとめてみました。
- 信号無視
- 一時不停止
- 遮断踏切の立ち入り
- 歩道通行
- 車道逆走
- 携帯電話の使用
- ながら運転
など、約115種類ほどの項目になる見込み
さらに、今回の有識者会議の決定の中で、「青切符」の対象が16歳以上となりました。
16歳は、原動機付き自転車や自動二輪の免許が取得できる年齢となり、実際に交通ルールについても最低限の知識はあると考えられ、今回16歳に年齢が引き下げられました。
自転車の青切符の反則金(罰金)はいくら?
現在想定されている、反則金(罰金)は、5,000円から12,000円程度となっています。
違反した項目によっても異なってくるようです。
高校生にとって反則金5000円~12,000円は大きい額になりますが、それでイヤホンをしながらの運転やスマホのながら運転などの抑止力になればいいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、自転車への青切符はいつから?内容や反則金(罰金)まとめ!として調査してみました。
- 自転車への青切符は、2024年の法改正を目指し、開始は2026年以降
- 自転車への青切符は、16歳以上に適用され、約115種類の違反項目ができる予定
- 自転車への青切符の反則金(罰金)は、5000~12000円
自転車での重大事故が増えているので、青切符・赤切符がなくとも気を付けていきたいですね。